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2013.12.15

北京・上海・広州・西安でPM2.5により8000人が早死に

 2012年に北京・上海・広州・西安など大都市圏の住人8000人余りがPM2.5(微小粒子状物質)により早死にしている。先ごろ、北京大学の教授がこのようなショッキングな指摘をした。中国本土ではスモッグが発生する日数が増加傾向にあり、人体に与える影響が顕著になってきている。

心血管系異常が増加
 北京大学公共衛生学院の藩小川・教授が主導した研究リポートで、2012年に北京・上海・広州・西安などで大気汚染により早死にした人の数は8572人に上り、経済損失は60億人民元を超えると指摘した。
 この数字は2010年の4都市の汚染データからPM2.5の増加が引き起こした急性的な死者数を導き出したものであり、藩教授はPM2.5には慢性的な影響もあると警告している。
 また、中国医師協会と北京健康保障協会が全国20都市、68万人の健康調査を行った結果、3年前のデータと比較して北京・上海・広州の各市民の呼吸器系統と心血管系統の異常率が明らかに上昇していた。主な原因は大気中のPM2.5とみられ、43%の大都市住民に動悸、疲労感、めまい、呼吸困難など心血管系異常の症状がみられた。
 中国気象局の発表では、2013年にスモッグが発生した日数の全国平均は4.7日で、例年同期の2.4日の倍以上。過去52年で最も多く、スモッグの日数は華北、長江中下流と華南地域で増加傾向にあった。中東部の大部分では年間のスモッグの日数は25~100日、一部地域では100日を超えていた。12月14日付け『中国広播網』が伝えた。


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