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2013.04.03

豚の死骸ビジネス「上海市民の食卓へ」

 H7N9鳥インフルエンザの人への感染確認後、中国本土のメディアは上海市の黄浦江で豚の死骸が大量に発見された事件との関連性を取材する過程で、浙江省嘉興市で豚の死骸が1斤(約500グラム)1元で違法業者に売られていたことを突き止めた。売られた豚の死骸は上海市に運ばれ、市民の食卓に上っていた可能性があるという。
 4月2日付け『星島日報』が中国誌『中国企業家』の報道として伝えたところによると、嘉興市では豚の死骸の売買が盛んに行われており、業者はミニバンで豚の死骸を上海まで運搬していた。途中で検閲にかかった場合、業者は車を捨てて逃げていたが、「検閲に遭うことは滅多になかった」という。同市内でレストランを営む男性は記者に対し「お前たち上海人は、(自分が)どれだけ豚の死骸を食べていたか知らないだろう」と語った。
 嘉興市では過去3年間に病気で死んだ7万7000頭の豚の死骸を非合法に処理して販売し、865万元の利益を得た農民3人に対し、昨年11月に中級人民法院が無期懲役の判決を下していた。だが、黄浦江の事件が起こる先月までは、同市で豚の死骸の売買は依然行われていた。
 一方、懸念されているH7N9鳥インフルと豚の死骸との関連性について、上海市動物疾病センターが黄浦江に浮かんでいた豚の死骸のサンプル検査を行った結果、鳥インフルのウイルスは検出されなかったという。


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