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2013.05.12

アリババCEOが退任、年末に香港上場か

 電子商取引最大手、阿里巴巴(アリババ)集団の馬雲(ジャック・マー)会長兼CEO(最高経営責任者)が5月10日、CEOを退任した。後任には同日付けで陸兆禧(ジョナサン・ルー)執行役員副社長が就任。マー氏は創業からわずか14年で同社のCEOを退くが会長として企業戦略などに関わり、集団は年末に香港で上場するとみられている。
 5月11日付け『明報』によれば、退任式は3万人のゲストを集め浙江省杭州市の西湖の湖畔にある黄龍体育館で行われた。同日はアリババが運営する中国最大のネット通販サイト「淘宝網(タオバオ)」の10周年に当たる。マー会長は今日の成功について「誰もが世界を、未来を、他人を信じない時代に、我々は信じることを選んだ」「タオバオでは毎日、2400万口もの取り引きが見知らぬ物同士で交わされている。これは2400万個の信用が動いているということだ」と語った。マー氏は会長職にとどまりつつも、今後は教育や環境保護などの慈善事業に身を投じる意向で、「私はラッキーだ。48歳までは仕事が私の生活だった。48歳以降は生活が私の仕事になる」と述べた。
 先きごろ、アリババは中国で最も人気のあるツイッターの一つ、新浪微博(シナウェイボー)の株を18%取得した。昨年の第1四半期の純利益は6億4000万米ドルとネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)を抜き中国本土で最も利益を上げたインターネット企業となった。市場では今年から来年にかけてグループ全体の上場を完了させ、市場価値は800億米ドル近くにまで達すると予測している。
 新CEOのルー氏は広東省広州市出身の41歳。大学卒業後、ホテル勤務を経てアリババ集団に2000年に入社。中国南部エリアの営業統括を担当後、2004年に支付宝(アリペイ)の設立に携わりアリペイの代表取締役に就任、2008年に淘宝(タオバオ)の代表取締役兼CEOに就任している。


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