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2013.05.09

港湾スト、9.8%の賃上げで労組が合意

 40日間におよんだ港湾労働者らのストライキはコンテナターミナルを運営する香港インターナショナル・ターミナルズ(HIT)が提示した9.8%の賃上げ案を労組側が受け入れ決着した。ストに参加した労働者ら200人余りは9日午後には職場に復帰した。
 特区政府の見積もりでは、今回のストライキで労組側の給与損失は1000万香港ドルだが、支援金などで854万香港ドルを得ている。ただ、HITは葵涌と青衣の港湾2カ所の請け負い業務を失くしており、労働者は職場に復帰したものの「仕事が減って休暇を出されるのでは」「リストラ名簿があるのでは」といった不安から業種変えを考える者もいるという。
 また、ストにより清算に追い込まれた請負会社の高宝貨運服務有限公司に勤めていたフォークリフトやクレーンの運転技能者130人は失業したが、労組側は港湾での需要があるとみており、港湾と長江実業前のテントはこれら運転者すべての就職先が決まるまで撤去しないと語っている。
 荷主協会の林宣武・主席は今回のストライキについて、香港のコンテナ取り扱い料金はすでに世界で最も高く、香港は1コンテナ当たり平均5800香港ドルだが深圳は同4500~4800元。さらにストで人件費が上がれば値上げせざるを得なくなり競争力が低下する。港湾業には大打撃だ、とコメントした。5月8日付け『明報』、香港電台(RTHK)、『文匯報』が伝えた。


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