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2013.01.19

IMFが警告、不動産価格高騰は重大なリスク

 IMF(国際通貨基金)は2012年の香港経済の評価リポートの中で、不動産価格の高騰が重大なリスクになると警告した。リポート中の不動産価格は2012年第2四半期の数字が引用されており、同年末に作成されたものが今年1月18日に発表された。
 リポートによると、香港の不動産価格の中位数と家庭の年収の中位数の比率は12.6倍と世界の主要国・地域の中で最も高く、2位のオーストラリアの同6.7倍を大きく引き離していた。供給される不動産に対して投資家が多く、長期にわたる低金利などの要因が不動産価格を押し上げ、昨年1〜10月までの上昇幅は23%に達したとしている。
 IMFは、香港の高級物件の1平方フィート当たりの販売価格はロンドンに次ぐ世界2位だったが、これは実際の価値よりも10%高く、2003〜07年のレベルからすれば30%も高いと分析。「受け入れがたいレベルになっており、1997年の返還時よりも悪い状況」とコメントし、香港の金融機関の融資額の半分は不動産関連であり、他の用途の融資であっても不動産が抵当に取られているため、ひとたび不動産価格が急落すればマイナス資産になると指摘した。1月19日付け『明報』が伝えた。


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