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2013.07.15

妻が財産持ち逃げ、香港人男性ホームレスに

 広東省深圳市で29歳の香港人男性が四川省出身の27歳の妻に財産を持ち逃げされ、身分証も失くしたため香港に戻ることができず、途方にくれている。男性の所持金はわずかしかなく、現在はホームレス同然だという。
 7月15日付け『星島日報』によれば、男性は5年前に携帯電話のチャットで妻と知り合い、その日のうちに交際に発展。3日後には深圳水囲村の賃貸住宅で同居を始めた。ほどなくして妻が妊娠したため2人は結婚。息子が生まれ、男性は並行輸入の仕事などで生活費を稼ぎ、幸せな日々が流れた。だが、妻が携帯電話で別の男性とチャットをしているのを知り言い争うようになった。
 今年6月のある日、四川省の親戚から電話を受けた妻は「おじいさんが病死したからすぐに実家に帰らないと」と男性に告げ、その日のうちに息子を連れて慌ただしく帰省した。
 3日後、妻と連絡が取れなくなった男性が銀行口座を確認したところ、苦労して貯めた20万元が引き出され残高はわずか数百元に。急いで部屋を引き払い、敷金の戻りを旅費に充て、四川省行の列車に飛び乗った。だが途中で香港の身分証と回郷証(香港―中国本土間の通行許可証)を失くしてしまい、たどり着いた妻の故郷で妻が成都に引っ越したことを知らされる。
 すぐに成都に向かい、現地の公安に被害届を出したが、夫婦間のもめごとだと言われ相手にしてもらえない。頼み込んで妻の連絡先を調べ電話してもらったが、妻は「戻る気はない」と冷たい返事。息子に会わせてほしいと懇願し、7月2日に成都の派出所で親子の再会を果たすも、男性は拘置室から鉄格子越しに数分間だけ息子と会うことが許されただけ。「公安は『パパ抱っこ!』とせがむ息子に触れることも許してくれなかった」と語る。それ以降、妻子の消息は不明だ。
 男性は7月14日に深圳市に戻り、息子の養育権を得るため同市の裁判所に訴えようとしたが、手元には20元しか残っておらず、回郷証の再発行ができないため香港にも戻れないまま。香港の家族とは関係が悪く、今はただ街をさまよってホームレスのような暮らしをしている。
 労働者の権益保護などを行う香港工会連合会の本土インフォメーションセンターは男性のケースについて、本土の経済発展と人民元レートの上昇により、香港人男性の本土でのステータスは以前ほどではなくなっている。本土籍の愛人から見捨てられ、同センターに助けを求めに来た香港人男性はほかにもいるとコメントした。


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