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2013.07.29

副省長:国を愛さない者はくず、米国へ行け!

 「毎日毎日、祖国に悪態をつくような者は、さっさと整形して米国へ行け!」。貴州省の陳鳴明・副省長が7月28日に中国版ツイッター『微博(ウェイボー)』に投じた書き込みが物議を醸している。陳副省長はその後、ウェイボーに謝罪の言葉を載せている。
 このウェイボーは陳副省長が7月27日に米南部フロリダ州マイアミで発生した銃乱射人質事件について実名で、「どうして米国でまた銃撃事件が起きるのか?!」といった意見を発表。その後、「(中国には)祖国で何か事件が起きないかと願って止まないような者がいて、些細なことを大事件のように吹聴するのが習慣になっている。肝心なのは米国のような銃による無差別の大量殺人は(中国では)聞いたことがないということだ」と書き込んだ。
 これに対して何名かがハンドルネームで「陳副省長の家族や財産を調査したらいい。本当に米国に行ってるかもしれない」「副省長なのに、こんなに頭がいかれてるのか」と書き込むと、これに対し再度実名で「なら調査しろ!」「笑い話じゃないぞ。毎日毎日、祖国に悪態をつくくせに米国にも行けない! さっさと米国へ行け! 応援するぞ! 行く前に中国人だと分からないように整形しておけ!」と応じた。また、「中国に対する批判は、祖国を愛するがゆえの行為」との書き込みには「それは祖国愛ではなく、中国人に対して悲観的になっているのだから、そういう者はさっさと米国へ行かせた方がいい。早ければ早い方がいい!」「堕落者!」「人間のくず!」と記した。
 このような陳副省長のウェイボーについて、副省長として言葉の使い方が不適切だという意見が多数を占めたが、彼のようにウェイボーを自身で管理する高官は珍しく、一部では肯定的な意見も見られた。ある時事評論家は「茅台酒の飲み過ぎじゃないか」と冗談を交え「彼のような高官は自分は好きだ。彼らは道を指し示し、政府と民間の深い亀裂を直に照らし出してくれる」とコメント。あるネットユーザーは「ウェイボー上で家族や財産の状況を公開してもいいと言った高官は彼が初めて」と書き込んだ。
 陳副省長はその後、「ウェイボーは中国で最も重要な討論の場。何でも語り合える雰囲気がある——。自身に不適切なところがあったという意見は真摯に受け止める。申し訳ない。今後は注意する」と謝罪の言葉を書き込むとともに、福建省廈門(アモイ)市で発生したバス放火事件を例に挙げ「このような極端な事件が起きたからといって、我々の社会が憎しみや怒りであふれているわけではない」「ウェイボーに中国は悪くて、米国はすばらしいとだけ書き込んでいいのか?」と記した。
 陳副省長は貴州省出身の1957年生まれ。1976年に入党。貴州省黔(けん)南州委、貴州省委弁公庁などを務めた後、2012年11月に中国共産党第18回中央委員会候補委員に選ばれ、2013年1月から貴州省副省長に着任している。7月29日『光明網』、『鳳凰網(ifeng.com)』が伝えた。


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