華南を巡る

陽江 凧揚げとリゾート 

陽江で凧揚げ大会の開催地となる広場。記念のモニュメントが建てられている

陽江で凧揚げ大会の開催地となる広場。記念のモニュメントが建てられている

陽江の一風景。たこの向こう側にニュータウンが見える

陽江の一風景。たこの向こう側にニュータウンが見える

 陽江市は広東省の西南に位置する海と山に囲まれた街。古くから刃物、「豆豉(ドウチ)」、凧(たこ)の産地として知られる。刃物屋や刃物関連のメーカーが多く、通りの土産物屋には包丁やナイフ、ハサミ、爪切りなどが並ぶ。豆豉は黒豆を発酵させた調味料で広東料理には欠かせないものの一つ。独特の香りとうま味があり、野菜や肉のいため煮、蒸し魚などによく使われる。特に陽江で作られる「陽江豆豉」は全国でも有名だ。

たこの故郷、陽江の露天のたこ売り

たこの故郷、陽江の露天のたこ売り

 陽江は山東省の濰坊市と並ぶ凧の里。この地の凧作りと凧揚げの歴史は1400年にもさかのぼり、現在でも全国規模の凧揚げ大会などが行われている。また、中国では旧暦9月9日の重陽節は昔から「高い所に登れ」という言い伝えがあり、山登りや墓参りをする地域が多いが、陽江ではこの日に凧を揚げる風習がある。

 

 

リゾート地として発展

陽江の碧桂園。海が近いリゾートタイプに高級住宅として人気を集める

陽江の碧桂園。海が近いリゾートタイプに高級住宅として人気を集める

 もとはのどかな田舎街の陽江だが、近年はリゾート開発が進み、広東省の温泉ブームに乗じた露天温泉「陽江温泉度假村」や、ホテルを併設した郊外型高級住宅「陽江碧桂園」などが建設され、観光客も増加した。温泉は火山性ではないが、人体に有益な50数種類の微量元素が含まれているという。温泉は男女混浴、水着を着用して入る。

 陽江碧桂園は中国の大手デベロッパー碧桂園集団が手掛けるもので、江門市を含め省内数十カ所に大規模な郊外型住宅を展開している。中でも陽江は人気物件だという。ちなみに、中国・香港で上場する同集団の女性オーナーは三十代前半ながら富豪ランキングの常連となっている。

※深圳からのアクセス
陽江行きは地下鉄1号線竹子林駅前の福田バスターミナルから乗車。約368キロ、4時間弱。


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